業種別集客

ホテル・旅館の集客方法|OTA依存を減らして直接予約と口コミを増やす設計

ホテル・旅館・ゲストハウス・グランピングの集客を「OTAで見つかり、Googleマップと口コミで比較され、InstagramとLINEで直接予約に育てる」順に設計。多言語対応、OTAとの付き合い方、施設タイプ別、宿泊PRの注意点を解説。

西執筆:西村亜海公開 6分で読めます

宿泊施設の集客は、OTA(楽天トラベル、じゃらん、Booking.comなどの予約サイト)に依存しやすい構造です。OTAは新規のお客さんを連れてきますが、手数料が利益を圧迫し、お客さんとの関係もOTAに残ります。

このガイドでは、OTAを使いながら依存を減らし、Googleマップと口コミで比較に勝ち、InstagramとLINEで直接予約とリピートを育てる設計をまとめました。ホテル、旅館、ゲストハウス・民泊、グランピングの施設タイプ別のポイントも整理しています。店舗全般の考え方は店舗集客の完全ガイド参照してください。

結論:OTAで見つかり、Googleマップと口コミで比較され、InstagramとLINEで直接予約に育てる

段階お客さんの行動やること
見つかるOTAで地域・日程・価格で絞るOTAの掲載は維持。写真と説明を最新に
比較される施設名でGoogle検索、Googleマップの口コミと写真を見る口コミの新しさと返信、多言語対応、公式サイトの予約リンク
直接予約に育てる公式サイト・Instagram・LINEから予約公式予約の理由(特典・柔軟なプラン)、LINEでの再来案内

OTA手数料を減らすには、「比較の段階で公式サイトに来てもらい、そこで予約する理由がある」状態が必要です。

宿泊客の探され方

  • OTAで比較:地域・日程・人数・価格で絞り、写真と口コミで決める
  • Googleマップ:施設名や「地域名 旅館」で検索し、星・件数・最新の口コミ・写真を見る。OTAで候補を絞ったあと、Googleで「本当のところ」を確認する人が多い
  • Instagramの保存:部屋・露天風呂・食事・景色の投稿を保存し、旅行の計画時に思い出す
  • 訪日客の検索:Googleマップの英語口コミ、Instagram、海外OTA。母国語での情報の有無で決まる

Googleマップと口コミ

多言語対応

Googleビジネスプロフィールの説明文、写真のキャプション、口コミへの返信を、英語でも用意します。訪日客は英語の口コミを読み、英語の返信があると安心します。旅館のインバウンド集客の記事

返信

チェックアウト後の口コミに、翌日までに、滞在の内容に触れて返信します。低評価には、事実確認と改善の約束を。おもてなしが伝わる文例は旅館の口コミ返信の記事OTAの評価との育て方はホテルの口コミ対策の記事参照してください。

写真と予約リンク

部屋、風呂、食事、ロビー、外観、周辺。季節ごとに更新します。予約リンクは公式サイトの予約ページに直接。

口コミへの依頼

チェックアウト時に「ご滞在の感想をお聞かせください」と一言、部屋にQRコードのカードを。見返りの提供や良い評価の指定は、Googleでも各OTAでもできません。依頼のタイミングと一言

OTAとの付き合い

  • 掲載は維持する:新規の多くはOTAで探す。写真・説明・プランを最新にし、口コミへの返信もOTA側で行う
  • 公式予約の理由を作る:公式サイト限定の特典(アーリーチェックイン、ドリンク、柔軟なキャンセル条件)、OTAにない部屋タイプやプラン。「最安」の表示は景表法上の根拠が必要なため、根拠なく使わない
  • OTA経由のお客さんを公式のお客さんに:滞在中にLINEの登録導線(次回の特典)、チェックアウト時の一言
  • 手数料を計測する:OTA経由・公式経由の予約数と手数料を月次で出し、公式の割合を追う

Instagram

  • 部屋・風呂・食事・景色「泊まったらどう過ごせるか」を、季節ごとに。若い世代と訪日客の保存につながる
  • 周辺の情報:観光地、アクセス、季節のイベント。「この宿を拠点に何ができるか」
  • リール:チェックインからの流れ、部屋に入る瞬間、食事の提供、朝の景色
  • プロフィール:地域、施設タイプ、予約リンク(公式)、英語の一文
  • お客さんの投稿:許可を得て紹介。リポストのルール

詳しくは旅館のインスタ集客の記事参照してください。

直接予約とリピート

  1. 公式サイトの予約導線:Googleマップ・Instagram・OTAのどこからでも、公式の予約ページに1クリックで。スマホで1分以内に完了する予約フォーム
  2. LINE公式アカウント:滞在中に登録(次回の特典)。季節のプラン、記念日の案内、空室情報を月1〜2回。LINEの記事
  3. 会員特典:2回目以降の公式予約に特典。OTAより公式が得になる設計
  4. 記念日と季節「昨年の同じ時期にご宿泊いただいた方へ」の案内
  5. リピート率を出す:公式予約のうち2回目以降の割合。リピーターの記事

施設タイプ別のポイント

施設タイプ見つかる比較される直接予約詳しい記事
ホテルOTA、Googleマップ口コミの新しさ、写真公式特典、会員ホテルの口コミ対策
旅館OTA、Instagram、訪日客の検索多言語の口コミと返信記念日・季節の案内旅館のインバウンド集客旅館のインスタ集客
ゲストハウス・民泊Googleマップ、海外OTA口コミ、清潔感の写真直接予約の導線、届出番号の表示ゲストハウス・民泊の集客
グランピング・キャンプ場Instagram、Googleマップ設備の写真、口コミ季節の予約導線グランピングの集客

館内のレストラン・バーの集客

宿泊客以外にも、館内のレストラン・バー・スパを使ってもらうと、地域の人との接点が生まれます。Googleマップにレストランを別の店舗として登録し、Instagramで「泊まらなくても使える」ことを伝えます。ホテルのレストラン・バーの記事

インフルエンサー宿泊PR

宿泊施設では、実際に泊まった人の「滞在の流れ」の投稿が効きます。依頼時に守ることは3つです。

  • PR表記を必ず:無償の宿泊でも、依頼して投稿してもらう場合はPR表記が必要
  • 提供範囲を明確に:宿泊・食事・アクティビティのどこまでを提供するか、同行者の扱い
  • 感想は本人の言葉に:紹介してほしい情報(部屋タイプ・料金・アクセス)までを伝え、評価の指定はしない

依頼の流れと費用の考え方はホテルのインフルエンサー宿泊PRの記事参照してください。

Arilienのサービス

私たち株式会社Arilienは、宿泊施設向けに、ホームページ制作サブスク(月16,900円。公式予約の導線と多言語の基本情報を含む)、Googleビジネスプロフィールの整備と口コミ返信の型づくり(MEO支援)、Instagram運用代行、インフルエンサーPRを提供しています。OTA依存を減らす設計から伺います。サービス一覧

よくある質問

OTAをやめて公式予約だけにできますか?

新規の多くはOTAで探すため、やめると見つかる機会が減ります。掲載は維持しつつ、比較の段階で公式に来てもらい、2回目以降を公式に育てる設計が現実的です。

口コミはOTAとGoogleのどちらを優先すべきですか?

両方です。OTAの口コミは予約の場で見られ、Googleの口コミは「本当のところ」を確認する場で見られます。返信はどちらも翌日までに。

「最安値保証」と書いてもいいですか?

根拠なく「最安」「最安値保証」と表示すると、景表法の有利誤認にあたる可能性があります。表示する場合は、比較の条件と根拠を明確にし、専門家に確認してください。

インフルエンサーに無償で泊まってもらう場合、PR表記は必要ですか?

必要です。投稿を依頼、または期待して提供していれば、無償でもPR表記が必要で、義務を負うのは施設側です。

まとめ

  • 宿泊施設の集客は「OTAで見つかり、Googleマップと口コミで比較され、InstagramとLINEで直接予約に育てる」
  • Googleマップは多言語対応・返信・写真・公式の予約リンク
  • OTAは維持しつつ、公式予約の理由と、滞在中のLINE登録で依存を減らす
  • Instagramは「泊まったらどう過ごせるか」と周辺の情報
  • 施設タイプ別に、見つかる・比較される・直接予約のポイントが違う
  • インフルエンサー宿泊PRはPR表記・提供範囲・感想の自由が前提

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西
西村亜海ミセノホシ編集長/株式会社Arilien

株式会社Arilienで飲食店・サロン向けのインフルエンサーPRとSNS集客支援を担当。現場で見た「来店につながる口コミ・SNSの育て方」を、売り込みなしで記事にしています。 法規制やプラットフォームのルールは一次情報を確認して執筆しています。

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