業種別の集客

旅館のインバウンド集客|Googleマップの多言語対応と英語口コミの育て

訪日客は旅館をGoogleマップと英語の口コミで探します。店舗情報の英語化、訪日客が知りたい情報(食事・温泉のマナー・アクセス)の出し方、英語口コミが生まれる接客、英語での返信、予約と決済の準備を旅館向けにまとめました。

ミセノホシ編集部公開 4分で読めます

訪日客にとって旅館は「泊まってみたい日本の体験」の上位にあります。ところが、旅館の多くはGoogleマップの情報が日本語だけで、英語の口コミも少なく、訪日客からは「情報がなくて不安な宿」に見えています。

この記事では、旅館がGoogleマップを多言語で整え、英語の口コミを育て、予約につなげるための手順をまとめます。

結論:訪日客の不安は「食事・温泉のマナー・アクセス」の3つ

訪日客が旅館の予約をためらう理由は、価格ではありません。「夕食は何が出るのか(食べられないものがあるか)」「温泉の入り方が分からない」「駅からどう行くのか」。この3つの不安を、Googleマップと口コミで先に消しておくと、予約が入ります。

Googleマップの店舗情報を英語で整える

  1. 説明文に英語を併記「Traditional ryokan with hot spring. Dinner and breakfast included. English-speaking staff available.」など、食事の有無、温泉、英語対応を明記
  2. 写真に説明を:部屋、温泉(営業時間外に撮影)、夕食の一例、朝食、外観。夕食の写真は「what dinner looks like」として訪日客に最も見られます
  3. 属性「英語対応」「送迎」「Wi-Fi」「カード可」「禁煙」などを正確に
  4. アクセスの説明最寄り駅、送迎の有無と予約方法、バスの時刻を説明文に。Googleマップのルート案内が旅館の入口を正しく示しているか確認する
  5. 予約リンク:英語で予約できるページ。自社サイトに英語ページがなければ、英語対応の予約サイトのページでも

訪日客が知りたい情報を先に出す

  • 食事:夕食の内容と、食べられないものへの対応(予約時に申告できる旨)。ベジタリアン、宗教上の制限、アレルギーへの対応可否
  • 温泉のマナー:入り方(体を洗ってから、タオルは湯船に入れない)、入れ墨の扱い、貸切風呂の有無。英語の案内カードを客室に置き、写真をGoogleマップとInstagramにも
  • チェックイン・アウトの時間、館内の靴・浴衣の使い方
  • 支払い:カード可否、現金のみの場合は近くのATM

これらをまとめた「Guide for international guests」を1枚作り、客室、予約確認メール、Googleマップの写真として使い回します。

英語の口コミが生まれる接客

訪日客は、良い体験をすると口コミを書く習慣がある人が多いです。書きたくなる体験と、きっかけを用意します。

  • チェックイン時に「Welcome. If you have any questions about the onsen or dinner, please ask us anytime.」
  • 夕食で料理名と食材を英語カードで添える。口コミに料理名が入ります
  • チェックアウト時に「If you enjoyed your stay, we would appreciate a Google review.」とQRコードを見せる
  • 全員に平等に。見返りは提供しない。ルールはGoogleマップの口コミを増やす方法参照

英語での返信

3文で十分です。具体的な料理や景色に触れ、季節を添える。

Thank you for staying with us. We are glad you enjoyed the kaiseki dinner and the open-air bath. In winter, you can enjoy the bath while it snows. We hope to see you again.

低評価には、謝罪→事実→改善。文例の考え方は旅館の口コミ返信まとめています。

予約と決済の準備

  • 英語で予約できる導線(自社サイトの英語ページ、または英語対応の予約サイト)
  • キャンセルポリシーと食事の申告欄を英語で
  • カード決済。事前決済やデポジットで無断キャンセルを防ぐ
  • 送迎の予約方法を英語で明記

Instagramとの組み合わせ

Instagramで「一泊の流れ」を見せ、Googleマップで不安を消し、予約サイトか自社サイトで予約する。この流れが訪日客の標準です。Instagramの運用は旅館のインスタ集客参照してください。訪日客向けの考え方は寿司店のインバウンド集客とも共通しています。

まとめ

  • 訪日客の不安は「食事・温泉のマナー・アクセス」。先に消す
  • 説明文の英語併記、写真の説明、属性、アクセス、英語の予約リンク
  • 「Guide for international guests」を1枚作って使い回す
  • 英語の口コミは、一言の声かけ、料理の英語カード、チェックアウト時のQRコード
  • 英語の返信は3文。予約・決済・送迎を英語で
ミセノホシ編集部

株式会社Arilienの運営チーム。インフルエンサーと店舗をつなぐ現場で見えた「来店につながる口コミ・SNSの育て方」を、 売り込みなしで記事にしています。法規制やプラットフォームのルールは一次情報を確認して執筆しています。