業種別の集客

旅館のインスタ集客|若い世代と訪日客に届く投稿と予約導線

旅館は「非日常」がそのまま投稿になる業態ですが、若い世代と訪日客には情報が届いていないことが多いです。投稿の型(部屋・食事・温泉・周辺)、予約導線の整え方、多言語での発信、撮影の注意点を旅館に絞ってまとめました。

ミセノホシ編集部公開 3分で読めます

旅館には、Instagramで映える要素が揃っています。畳の部屋、温泉、季節の会席料理、浴衣、周辺の自然。それなのに、多くの旅館のInstagramは投稿が少なく、予約サイト任せになっています。

若い世代と訪日客は、旅館を「Instagramで見つけて、予約サイトかGoogleマップで予約する」流れで探しています。この記事では、旅館がInstagramで見つけてもらい、予約につなげる方法をまとめます。

結論:旅館は「一泊の流れ」を見せると予約される

旅館を初めて使う人は、「チェックインしてから翌朝までに何が起きるか」が分かりません。部屋に着く、温泉に入る、夕食、また温泉、朝食。この一泊の流れInstagramで見せると、「自分が泊まったらこうなる」と想像でき、予約につながります。

投稿の

型1:部屋に入った瞬間(リール)

障子を開けて、窓の外の景色まで。「部屋タイプの名前と料金の目安」をテロップに。若い世代は「いくらで泊まれるか」を最初に知りたがっています。

型2:温泉(営業時間外に撮影)

湯気、露天風呂からの景色、時間帯による表情の違い。撮影は必ず営業時間外、お客さんがいない状態で。

型3:食事の「一皿ずつ」

会席料理は品数が多く、一度に出しても伝わりません。季節の一皿を、料理名と食材の産地とともに。「地元の〇〇を使った△△」は口コミにも書かれます。

型4:浴衣・館内・周辺の散歩

浴衣で館内を歩く、近くの川や神社まで散歩する。「旅館の外」の情報は、旅の計画をしている人に効きます。

型5:女将・スタッフの一言

「今年の紅葉は〇日頃が見頃です」「朝食の卵は近くの農場から」。人が見えると、口コミにも「女将さんが」と書かれるようになります。

リールの撮り方の基本は飲食店向けの記事まとめていますが、旅館では「静か動き」(湯気、障子、庭の風)が向いています。

予約導線を整える

  • プロフィールのリンクは自社の予約ページに:予約サイトの手数料を減らし、お客さんとの関係を自社で持つ
  • ハイライトに「部屋と料金」「食事」「温泉」「アクセス」
  • Googleマップの店舗情報:写真、予約リンク、営業時間、属性(「温泉」「送迎」「英語対応」など)。口コミの育て方は旅館のインバウンド集客参照
  • 投稿に位置情報:旅館の位置情報を必ず付ける

多言語での発信

訪日客に届けるには、キャプションに英語を1〜2行添えるだけで十分です。「Onsen ryokan in Hakone. Rooms from ¥25,000 per person with dinner and breakfast.」のように、料金と食事の有無を英語で書く。全文を翻訳する必要はありません。ハッシュタグは「#ryokan」「#onsen」「#japantravel」を加える。

口コミとの連動

Instagramで見つけた人は、予約前にGoogleマップと予約サイトの口コミを見ます。口コミに「部屋からの景色」「食事」「温泉」「おもてなし」の言葉が揃っていると、投稿の印象がそのまま裏付けられます。口コミへの返信は旅館らしい言葉で。文例は旅館の口コミ返信まとめています。

注意点

  • お客さんが写る写真・動画は使わない:温泉、食事処、館内は、営業時間外の撮影か、許可を得た範囲で
  • 料金の表示「〇円〜」と書くなら、その料金で泊まれる条件(人数、時期、部屋)を明記する。実際より安く見せると景品表示法の問題になります
  • 温泉の効能の表現:温泉の効能は、掲示が認められた範囲(泉質と適応症)で。「病気が治る」などの断言は避ける
  • インフルエンサーPRを行う場合:無償宿泊は経済的利益の提供にあたり、PR表記が必要。詳しくはホテルの宿泊PRの記事参照。旅館でも考え方は同じです

まとめ

  • 旅館は「一泊の流れ」を見せると予約される
  • 部屋に入った瞬間、温泉、食事の一皿ずつ、浴衣と周辺、女将の一言の5つの
  • 自社予約ページへの導線、ハイライト4つ、Googleマップ、位置情報
  • 英語は1〜2行、料金と食事の有無を書く
  • お客さんの写り込み、料金表示の条件、温泉効能の表現、PR表記に注意
ミセノホシ編集部

株式会社Arilienの運営チーム。インフルエンサーと店舗をつなぐ現場で見えた「来店につながる口コミ・SNSの育て方」を、 売り込みなしで記事にしています。法規制やプラットフォームのルールは一次情報を確認して執筆しています。