業種別集客

ECサイトの集客|実店舗を持つ店が両立させるInstagram・UGC・インフルエンサーの設計

実店舗を持つ店がECサイトの集客を両立させる設計。店舗とECの役割分担、Instagramのショッピング機能と商品投稿、お客さんの投稿(UGC)、商品提供型のインフルエンサーPR、LINEでの再購入導線、注意すべき法律をまとめました。

西執筆:西村亜海公開 5分で読めます

実店舗を持ちながらECサイトも運営する店は、「店舗の集客」と「ECの集客」を別々に考えて、どちらも中途半端になりがちです。ECは全国が相手で、店舗は地域が相手。同じInstagramのアカウントで両方をやろうとして、投稿の軸がぶれることもよくあります。

この記事では、店舗とECの役割分担を決めたうえで、Instagram・お客さんの投稿・インフルエンサーPR・LINEで両立させる設計をまとめました。ECだけの店や、大規模なEC運営(広告運用・SEO)は対象にしていません。店舗全般の考え方は店舗集客の完全ガイド参照してください。

結論:店舗は「初回の体験と関係づくり」、ECは「再購入と遠方」。Instagramは1つの(商品の魅力)で両方に送る

役割店舗EC
得意なこと試着・試食・相談、即日持ち帰り、接客再購入、遠方のお客さん、在庫の補完、24時間
集客の主軸Googleマップ、Instagram(地域)Instagram(商品)、お客さんの投稿、LINE
お客さんの流れ店で体験→LINE登録→ECで再購入ECで購入→店で相談・イベント→常連

「店で買った人がECで買い足す」「ECで買った人が店に来る」の行き来を作ると、両方の売上が安定します。

Instagram:商品の魅力を1つの軸で

  • 投稿の軸は「商品」:着用・使用の様子、サイズ感、素材、使い方。店舗の情報(営業時間・場所)はハイライトとストーリーズに
  • ショッピング機能:投稿に商品タグを付け、ECの商品ページに直接つなぐ。設定は公式ヘルプに従う(要件と手順は変更されるため断定しない)
  • プロフィールのリンク:ECのトップではなく、今推している商品ページかカテゴリページ。店舗の予約・アクセスはハイライトに
  • リール制作過程、使い方、ビフォーアフター(表現のルールに注意)、開封の様子
  • 地域向けの投稿はストーリーズで:入荷・イベント・店頭の様子。フィードは全国向けの商品投稿に

Instagramの運用の型はインスタ運用とは?アパレルの例はアパレル店の集客参照してください。

お客さんの投稿(UGC)

ECの集客で最も信頼されるのは、買った人の投稿です。

  • 投稿したくなる仕掛け:パッケージ、同梱のカード(ハッシュタグとアカウント)、開封の体験
  • ハッシュタグの設計:店名のタグ+商品カテゴリのタグ。投稿を探しやすく
  • 紹介の許可:DMで許可を取り、投稿者を明記して紹介。リポストのルール
  • レビューの導線:ECの商品レビューは、到着後1〜2週間のメールかLINEで依頼。見返りと引き換えの依頼や、内容の指定はしない

詳しくはUGCマーケティングの記事参照してください。

インフルエンサーPR(商品提供型)

ECの商品は、商品を送って投稿してもらう「ギフティング型」のPRと相性が良い一方、注意点があります。

  • PR表記を必ず:商品の無償提供でも、依頼して投稿してもらう場合はPR表記が必要。表記の義務は店側にあります。ステマ規制の記事
  • 感想は本人の言葉に「良いことだけ書いて」は依頼しない。紹介してほしい情報(商品名・価格・購入先)までを伝える
  • 人選:フォロワー数より、自店の商品ジャンルで発信しているか、反応が自然か。インフルエンサーの探し方
  • 二次利用:投稿を商品ページや広告に使う場合は、事前に許諾の範囲と期間を取り決める

商品提供型の基本はギフティングの記事依頼の流れは完全ガイド参照してください。

LINEでの再購入と来店

  • 登録の導線:店舗では会計時、ECでは商品同梱のカードと購入完了メール
  • 配信:新商品・再入荷・限定。店舗のイベント案内も同じLINEで
  • セグメント:店舗で買った人、ECで買った人、両方の人で配信を分けると反応が上がる
  • 再購入の周期:消耗品は周期に合わせて案内。LINEの店舗集客

店舗とECを行き来させる仕掛け

  • 店で試着・試食した人に「色違い・サイズ違いはECで」の案内カード
  • ECで買った人に「店舗で〇〇を体験できます」「イベントにご招待」
  • 店舗限定・EC限定の商品を分けて、両方に行く理由を作る
  • Googleマップの店舗情報にECのリンクを、ECのフッターに店舗のアクセスを。MEOの基本

注意すべき法律とルール

  • 特定商取引法:ECには事業者名・住所・電話・返品条件などの表示義務。SNSからECに誘導する場合も、EC側で表示が必要
  • 景品表示法「最安」「No.1」「今だけ」の根拠、二重価格表示の根拠、ステマ規制
  • 薬機法:化粧品・健康食品・雑貨の効果効能の表現
  • レビュー見返りと引き換えのレビュー依頼、自作自演はプラットフォームのポリシー違反。サクラ口コミの記事

Arilienのサービス

私たち株式会社Arilienは、実店舗を持つ店向けに、Instagram運用代行(商品投稿とリールの制作)、来店型・商品提供型のインフルエンサーPR、ホームページ制作サブスク(月16,900円)、MEO支援を提供しています。店舗とECの役割分担を伺ってからご提案します。サービス一覧

よくある質問

店舗とECでInstagramのアカウントを分けるべきですか?

分けないほうが運用しやすいです。フィードは商品(全国向け)、ストーリーズは店舗(地域向け)と役割を分ければ、1つのアカウントで両方に届きます。

ECの集客に広告は必要ですか?

Instagram・UGC・LINEの土台が整い、購入までの導線とデータが取れてから検討します。土台がない状態で広告を出しても、購入率が低く費用がかさみます。

商品を送って投稿してもらう場合、PR表記は必要ですか?

必要です。投稿を依頼、または期待して送っていれば、無償提供でもPR表記が必要で、義務は店側にあります。

レビューを増やすにはどうすればいいですか?

到着後1〜2週間に、メールかLINEでレビューの依頼を送ります。見返りの提供や内容の指定はせず、書くかどうかはお客さんの判断に任せます。

まとめ

  • 店舗は初回の体験と関係づくり、ECは再購入と遠方。行き来を作る
  • Instagramは商品の軸で1アカウント。フィードは全国向け、ストーリーズは地域向け
  • お客さんの投稿を増やす仕掛けと、許可を得た紹介
  • 商品提供型PRはPR表記・感想の自由・二次利用の取り決め
  • LINEで再購入と来店をつなぐ。特商法・景表法・薬機法・レビューのルールを守る

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西
西村亜海ミセノホシ編集長/株式会社Arilien

株式会社Arilienで飲食店・サロン向けのインフルエンサーPRとSNS集客支援を担当。現場で見た「来店につながる口コミ・SNSの育て方」を、売り込みなしで記事にしています。 法規制やプラットフォームのルールは一次情報を確認して執筆しています。

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