店舗集客ノウハウ

店舗集客のツール・サービスの種類と選び方|無料で足りるもの・有料にする基準

店舗集客のツールは「情報を整える」「見つけてもらう」「戻ってきてもらう」の3層で考えます。無料の標準ツールで足りる範囲、有料ツールとサービス(人が動く)の違い、自動化ツールの規約リスク、有料にする基準と導入の順番をまとめました。

西執筆:西村亜海公開 6分で読めます

「集客ツール」「集客アプリ」「集客システム」で検索すると、予約システム、顧客管理、LINE配信、MEOツール、インスタ自動化、クーポンアプリと、何十ものサービスが出てきます。どれも「導入すれば集客できる」ように見えますが、ツールは道具であって、集客そのものではありません。

この記事では、店舗集客のツールとサービスを3つの層に分けて整理し、無料の標準ツールで足りる範囲、有料にする基準、導入の順番をまとめました。会社に頼む場合の選び方は代行・コンサル会社の記事参照してください。

結論:ツールは3層。まず無料の標準ツールを使い切り、時間が足りない部分だけ有料・外注に

役割無料の標準ツール有料ツール・サービスの
情報を整える探した人が営業時間・メニュー・予約方法を確認できるGoogleビジネスプロフィール、Instagramプロフィール、無料HPツール予約システム、HP制作(サブスク・制作会社)
見つけてもらう新しい人に届くInstagram、TikTok、Googleマップの投稿機能運用代行、インフルエンサーPR、広告、MEOツール
戻ってきてもらう再来と紹介LINE公式アカウント(無料プラン)、会計時の一言LINE有料プラン、予約リマインド、SMS、顧客管理、アンケート

多くの店で足りていないのは、有料ツールではなく「無料の標準ツールを使い切ること」です。

情報を整える:Googleビジネスプロフィール・HP・予約

  • Googleビジネスプロフィール(無料)「近くの〇〇」で表示される土台。カテゴリ、営業時間、写真、メニュー、予約リンク。ここが最初です。整え方の記事
  • ホームページ:営業時間・メニュー・予約方法を1画面で。無料ツールで自作するか、サブスク・制作会社に。集客できるHPの条件
  • 予約システム:Googleマップ・Instagram・HPのどこからでも1クリックで予約できる状態に。グルメ・ビューティーの予約サイトを使う場合は、自社の予約ページと二重管理にならないよう、どちらを主にするか決める

見つけてもらう:SNS・PR・広告・MEOツール

  • Instagram・TikTok(無料):リールとストーリーズで新しい人に届く。インスタ集客の完全ガイドTikTokの使い方
  • 運用代行(サービス):投稿・撮影・返信を任せる。費用相場
  • インフルエンサーPR(サービス):地域の発信者に来店してもらい、PR表記つきで投稿してもらう。マッチングプラットフォーム(ツール)で自分で探す方法と、PR会社(サービス)に手配を任せる方法がある。プラットフォームの比較
  • 広告(ツール+費用):Google・Instagram・LINE広告。導線が整い、計測できる店から。広告の始め方
  • MEOツール(有料ツール):順位計測・口コミ管理・投稿の一括管理。1店舗なら無料でできることが多い。MEOツールは必要?

戻ってきてもらう:LINE・リマインド・SMS・顧客管理

  • LINE公式アカウント:無料プランから。会計時の登録導線と、月2〜4回の配信。LINEの記事
  • 予約リマインド・SMS:無断キャンセルの減少と、周期での再来案内。特定電子メール法・同意の取得に注意
  • 顧客管理(CRM):来店回数・周期・好みを記録。美容室・サロン・整体院で効く。予約システムに付属していることが多い
  • 来店アンケート「どこで知ったか」と「不満」を集める。紙でもフォームでも。アンケートの記事

「自動化」の注意点

「集客 自動化」で出てくるツールには、使ってよいものと、避けるべきものがあります。

使ってよい自動化避けるべき自動化
予約リマインドの自動送信Instagramの自動いいね・自動フォロー・自動DM(規約違反でアカウント制限のリスク)
LINEの自動応答・ステップ配信口コミの自動投稿・代行投稿(ポリシー違反)
投稿の予約投稿(公式機能・公式連携ツール)フォロワー購入・エンゲージメント購入
口コミ通知・返信の下書き生成(返信の判断は人が)返信の完全自動送信(内容の誤りや不適切な返信のリスク)

「自動で集客」をうたうツールほど、規約や法律のリスクを確認してください。インスタで集客できない7つの原因にも、自動化ツールの落とし穴を書いています。

有料にする基準

  1. 週の作業時間:無料ツールの運用に週2〜3時間を確保できないなら、時間を買う(運用代行・撮影外注)
  2. 店舗数:3店舗以上は、MEOツールや顧客管理で一括管理する価値がある
  3. 計測できているか:来店経路と2回目来店率を出せていない状態で有料ツールを入れても、効果を判断できない。先に計測を

有料の判断は「ツールの機能」より「自店の時間と計測」で決めます。費用の考え方は店舗集客の費用相場の記事参照してください。

導入の順番(1〜3か月)

  1. 1か月目:Googleビジネスプロフィール、Instagramプロフィール、口コミ導線(QRコード)、LINE無料プラン、来店アンケート
  2. 2か月目:予約導線の一本化、ストーリーズとリールの週次運用、LINE配信の
  3. 3か月目:計測結果を見て、時間が足りない部分(撮影・投稿・返信)を外注、または新しい層に届ける施策(PR・広告)を検討

Arilienのサービス

私たち株式会社Arilienは、上の分類で「サービス(人が動く)」にあたる4つを提供しています。来店型インフルエンサーPR(約20名・29.8万円/回)、ホームページ制作サブスク(月16,900円)、Instagram運用代行、MEO支援です。無料ツールの使い切りが先、という考え方は同じで、ご相談時にはまず現状を伺います。サービス一覧

よくある質問

集客アプリを入れれば集客できますか?

アプリやツールは、情報を整えたり再来を促したりする道具です。「見つけてもらう」部分は、InstagramやGoogleマップの中身(写真・口コミ・投稿)で決まります。ツールだけで来店は増えません。

予約システムはどれを選べばいいですか?

Googleマップ・Instagram・HPからリンクでき、スマホで1分以内に予約が完了し、リマインドが送れるもの。業種向け(美容・飲食・整体)の予約システムなら、顧客管理も付属していることが多いです。

MEOツールは必要ですか?

1〜2店舗なら不要なことが多いです。順位の計測は月1回手動で、口コミの返信はGoogleビジネスプロフィールから直接できます。MEOツールの記事

インスタの自動ツールは本当に危険ですか?

自動いいね・自動フォロー・自動DMは、Instagramの規約に反し、アカウントの制限や凍結の原因になります。予約投稿など公式機能・公式連携のツールに限定してください。

まとめ

  • ツールは「情報を整える」「見つけてもらう」「戻ってきてもらう」の3層
  • まず無料の標準ツール(Googleビジネスプロフィール・Instagram・LINE)を使い切る
  • 自動いいね・口コミ代行・フォロワー購入は避ける
  • 有料にする基準は、週の作業時間・店舗数・計測できているか
  • 順番は、情報整備→運用の型→計測して外注・PRの検討

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西
西村亜海ミセノホシ編集長/株式会社Arilien

株式会社Arilienで飲食店・サロン向けのインフルエンサーPRとSNS集客支援を担当。現場で見た「来店につながる口コミ・SNSの育て方」を、売り込みなしで記事にしています。 法規制やプラットフォームのルールは一次情報を確認して執筆しています。