店舗集客ノウハウ

来店アンケートの作り方|口コミと改善につなげる5つの質問

来店アンケートは、集客の効果測定と低評価の予防を同時にできる道具です。聞くべき5つの質問(来店経路・決め手・満足度・改善点・口コミの許可)、紙とデジタルの使い分け、回答率を上げる方法、結果の集計と活かし方をまとめました。

西執筆:西村亜海公開 3分で読めます

「どこでお店を知りましたか?」。この1問を聞いているかどうかで、集客の判断の精度が変わります。Instagramが効いているのか、Googleマップなのか、紹介なのか。分からなければ、時間と費用の配分を決められません。

この記事では、店舗が来店アンケートで聞くべき5つの質問と、回答率を上げる方法、結果の活かし方をまとめます。

結論:質問は5つまで。「来店経路」と「改善点」が最重要

アンケートは長いと答えてもらえません。5つに絞り、そのうち「来店経路」(効果測定)と「改善点」(低評価の予防)を必ず入れます。

5つの質問

1. どこでお店を知りましたか?(来店経路)

選択肢:Googleマップ/Instagram(誰の投稿か)食べログ・ホットペッパー/知人の紹介/通りがかり/チラシ/その

インフルエンサーPRを行っている場合は、「Instagram(〇〇さんの投稿)」の選択肢を入れると、PRの効果が分かります効果測定の記事)。

2. 来店の決め手は何でしたか?

選択肢:口コミ/写真/メニュー・価格/場所/雰囲気/担当者/その

「口コミ」が多ければ、口コミの育成に投資する根拠になります。

3. 本日の満足度は?

5段階。低い回答があれば、その場でフォローできる(口コミに書かれる前に)。

4. 改善してほしい点はありますか?(自由記述)

ここに書かれる内容は、低評価の口コミに書かれる内容と同じです。先に知って、直す低評価を減らす記事)。

5. 口コミで感想を共有していただけますか?

「はい」の人にQRコードを案内する。ただし、「はい」の人だけに依頼するのは選別(レビューゲーティング)にあたる可能性があるため、口コミの依頼自体は全員に平等に行い、この質問は「案内の丁寧さ」を変える程度に使います口コミの依頼の記事)。

紙とデジタルの使い分け

向いているポイント
(卓上・会計時)飲食店、年齢層が高い客層A6サイズ、5問、ペンを添える
QRコードでフォームサロン、整体、体験型、若い客層予約システムやフォームツールで作成。1分で答えられる長さ
予約時のフォーム予約制の業種予約フォームに「どこで知りましたか」を1問追加。回答率が最も高い
口頭全業種会計時に「どちらでお店を知りましたか」と聞き、スタッフが記録

予約制の業種は、予約フォームの1問がいちばん確実です。

回答率を上げる方法

  • 質問を5つ以内にし、1分で終わることを伝える
  • 会計を待つ時間、施術後の休憩時間など、手持ち無沙汰な時間に渡す
  • 回答のお礼を「次回使える小さな特典」にする(口コミの依頼とは切り離す)
  • スタッフが「よかったら1分だけ」と一言添える
  • 回答結果を「改善しました」として店内やSNSで報告すると、次の回答率が上がる

集計と活かし

  • 月1回、来店経路と決め手を集計する。表計算ソフトで十分
  • 来店経路の比率で、翌月の時間配分を決める(Instagramが多ければリールを増やす、口コミが決め手なら依頼を強化)
  • 改善点は分類し、2件以上あれば対策する
  • 満足度が低い回答は、その日のうちに店長が確認する
  • 3か月ごとに、経路の変化を見る(PRや広告の前後で比較)

注意点

  • 個人情報(名前、連絡先)は必要最小限に。取る場合は利用目的を明記する
  • アンケートの特典を「口コミの見返り」にしない(各サイトの規約違反)
  • 回答を強要しない
  • 集めた回答を、お客さんの許可なく公開しない(「お客さまの声」として使うなら許可を取る)

まとめ

  • 質問は5つ。来店経路と改善点は必須
  • 予約制なら予約フォームに1問、飲食店は紙、若い客層はQRコード
  • 1分で終わる、手持ち無沙汰な時間、小さなお礼、一言、改善の報告
  • 月1回集計し、時間配分と改善に使う
  • 個人情報、口コミの見返り、強要、無断公開に注意

来店経路が分かれば、店舗集客の完全ガイド施策の優先順位を、自店の数字で決められます。

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記事の内容を、実行まで支援します

西
西村亜海ミセノホシ編集長/株式会社Arilien

株式会社Arilienで飲食店・サロン向けのインフルエンサーPRとSNS集客支援を担当。現場で見た「来店につながる口コミ・SNSの育て方」を、売り込みなしで記事にしています。 法規制やプラットフォームのルールは一次情報を確認して執筆しています。