店舗集客ノウハウ

LINEクーポン・ショップカードの設計|割引に頼らずリピートにつなげる使い方

LINE公式アカウントのクーポンとショップカードは、使い方次第で「割引待ちの客」を育ててしまいます。登録特典・再来の周期・常連向けの3つの使いどころ、割引に頼らない特典の設計例、配信の型、効果の測り方を解説。

西執筆:西村亜海公開 5分で読めます

LINE公式アカウントのクーポンとショップカードは、設定は簡単ですが、設計を間違えると「クーポンがあるときしか来ない客」を育ててしまいます。割引を配り続けて利益が削れ、やめると来なくなる。この状態から抜けるには、「何のために、誰に、どんな特典を」を決めてから使うことです。

この記事では、クーポンとショップカードの使いどころ、割引に頼らない特典の設計、配信の型、効果の測り方、注意点をまとめました。LINE全体の運用はLINE公式アカウントの店舗集客リッチメニューはこちら参照してください。機能の仕様は変更されるため、細部は公式ヘルプで確認してください。

結論:クーポンは「登録の理由」「再来のきっかけ」「常連への感謝」の3つに絞り、特典は割引より「限定・先行・特別」

使いどころ誰に特典の
登録の理由初めて登録する次回使える一品・トッピング、初回の施術メニュー追加
再来のきっかけ一定期間来ていない人、周期が来た期間限定の一品、季節メニューの先行、リタッチの案内
常連への感謝来店回数の多い(ショップカード)限定メニュー、先行予約、記念日の特典

「全員に毎月10%OFF」は、どの目的にも当てはまらず、利益だけが減ります。

クーポンの設計

特典の考え方

  • 割引より「体験」「〇〇一品サービス」「限定メニューの先行」「施術のオプション追加」は、原価は小さく、価値は大きい
  • 期限を短く:2〜4週間。長いと忘れられ、短すぎると使えない
  • 条件を明確に「1人1回」「他の割引と併用不可」「〇〇円以上で」
  • 来店の理由とセットに「新メニュー〇〇が始まりました。LINE登録者は〇〇付き」

クーポンの種類(LINEの機能)

  • 登録時の自動配信(あいさつメッセージ):登録直後に届くクーポン。登録の理由になる
  • 配信メッセージに添える:月2〜4回の配信で、季節や限定に合わせて
  • 抽選クーポン:当たる確率を設定。ゲーム性で開封が増える
  • リッチメニューから常時表示「今月のクーポン」

配信の型(月2〜4回)

  1. 月初:今月の限定と、それに合わせたクーポン
  2. 旬:空いている曜日・時間帯に絞ったクーポン(平日ランチ、雨の日)
  3. 月末:来月の予告と先行予約
  4. 周期に合わせて:美容室・サロン・整体は、来店から〇週間後に個別配信(セグメント配信)

配信の頻度が多すぎるとブロックされます。週1回以内が目安です。

ショップカード(ポイントカード)の設計

  • ゴールを近くに「10回で1回無料」より「3回で〇〇、5回で〇〇、10回で〇〇」の段階式。最初の特典が近いほど続く
  • 特典は「特別」に:割引より、限定メニュー、先行予約、記念日の一品
  • 有効期限:長すぎず(1年程度)、最終来店から一定期間で失効する設定も
  • 付与のタイミング:会計時にQRコードを読み取ってもらう。スタッフの一言「ポイント付けますね」を習慣に
  • 紙のカードからの移行:紙のカードの残りを引き継ぐ期間を設ける

美容室・サロン・整体のように周期がある業種は、ショップカードより「周期に合わせた個別のクーポン」のほうが効きます。リピーターを増やす方法

効果の測り方

  • クーポンの使用数・使用率:LINEの分析で確認。配信した人数に対する使用率
  • 登録数の変化:登録特典を変えた前後で比較
  • 2回目・3回目来店率:ショップカードの導入前後
  • クーポン利用客の客単価:割引で単価が下がりすぎていないか
  • 費用対効果特典の原価×使用数÷(増えた来店の売上)

「使用数が多い=成功」ではありません。使用した人が次にクーポンなしで来ているかを見ます。

注意点

  • 景品表示法「〇〇円相当」の表示は事実に基づく。抽選クーポンは景品規制の範囲内で
  • 二重価格表示「通常〇〇円→クーポンで〇〇円」は通常価格の根拠が必要
  • 併用条件の明記:他の割引との併用、対象外のメニュー
  • ブロック率:配信が多いとブロックが増える。週1回以内、内容は限定・空き・季節に絞る
  • 口コミとの引き換え「口コミを書いたらクーポン」は各プラットフォームのポリシー違反

業種別の

業種登録の理由再来のきっかけ常連への感謝
飲食次回のドリンク1杯平日ランチの一品、季節メニュー限定コースの先行予約
美容室初回トリートメント追加〇週間後のリタッチ案内記念日のヘッドスパ
整体初回の延長10分〇週間後のメンテナンス案内回数券の特典
物販次回使える一品入荷・再入荷の先行新作の先行販売

Arilienのサービス

私たち株式会社Arilienは、LINEの導線を含むホームページ制作サブスク(月16,900円)と、再来の仕組み全体(LINE・予約・口コミ)のご相談を受けています。クーポンの設計は「割引に頼らない」を前提にご提案します。サービス一覧

よくある質問

クーポンは割引でないと反応がないのでは?

割引でも反応はありますが、割引待ちの客が育ちます。「一品サービス」「限定の先行」「オプション追加」は、原価が小さく、体験としての価値が大きいため、リピートにつながりやすいです。

配信の頻度はどのくらいがいいですか?

週1回以内、月2〜4回が目安です。内容は限定・空き・季節に絞り、毎回クーポンを付ける必要はありません。

ショップカードは何回で特典にすべきですか?

段階式(3回・5回・10回)が続きやすいです。最初の特典が近いほど、2回目の来店につながります。

紙のポイントカードから移行できますか?

できます。移行期間を設け、紙の残りポイントをLINEに引き継ぐ運用にすると、常連が離れません。

まとめ

  • クーポンは登録の理由・再来のきっかけ・常連への感謝の3つに絞る
  • 特典は割引より限定・先行・特別。期限は2〜4週間、条件を明確に
  • ショップカードは段階式で、最初の特典を近くに
  • 配信は週1回以内。効果は使用率より「次にクーポンなしで来たか」
  • 景表法・二重価格・併用条件・口コミとの引き換えに注意

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記事の内容を、実行まで支援します

西
西村亜海ミセノホシ編集長/株式会社Arilien

株式会社Arilienで飲食店・サロン向けのインフルエンサーPRとSNS集客支援を担当。現場で見た「来店につながる口コミ・SNSの育て方」を、売り込みなしで記事にしています。 法規制やプラットフォームのルールは一次情報を確認して執筆しています。