業種別集客

接骨院・鍼灸院の広告制限と集客|あはき法・柔道整復師法のルールを守るSNS運用

接骨院・整骨院・鍼灸院は、柔道整復師法・あはき法により広告できる事項が法律で限定されています。SNSやGoogleマップも「広告」にあたり得るため、整体院より厳しい注意が必要です。

西執筆:西村亜海公開 3分で読めます

接骨院(整骨院)鍼灸院は、国家資格者(柔道整復師、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師)が施術を行う施術所です。そのため、無資格の整体院とは違い、広告できる事項が法律で限定されています

InstagramやGoogleマップの投稿も「広告」にあたり得るため、「肩こりが治る」「腰痛に効く」といった表現は、そもそも掲載できない可能性があります。この記事では、接骨院・鍼灸院が守るべき広告のルールと、そのうえでできる集客をまとめます。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。広告の可否は、所轄の保健所や専門家にご確認ください。

結論:「症状名+効果」は書けない。書けるのは「事実」と「安心感」

柔道整復師法・あはき法では、広告に記載できる事項が限定されています(施術者の氏名・住所、施術所の名称・所在地・電話番号、施術日・時間、予約の有無、駐車場、など)。施術の内容や効果、症状名を挙げた宣伝は、広告には記載できないされています。

一方で、口コミの育成、院内の雰囲気や清潔感の発信、スタッフの人柄、予約のしやすさは、ルールの範囲で行えます。

広告に記載できる主な事項(例)

  • 施術者の氏名、住所
  • 施術所の名称、電話番号、所在地
  • 施術日、施術時間
  • 予約に基づく施術の実施
  • 駐車設備の有無
  • 保険取扱いの有無(表現には注意が必要)

※法令と所轄の運用によって細部が異なります。必ず保健所に確認してください。

避けるべき表現

避ける理由
「肩こり・腰痛が治る」「〇〇に効く」症状名と効果の広告
「交通事故の治療」「むちうち専門」治療の内容・専門性の広告(保険の適用範囲も別途注意)
「最新の機器で」「〇〇療法」施術内容の広告
「口コミで人気No.1」「口コミ〇件」比較・誇大
患者の体験談を自院の投稿に転載効果の広告に該当する可能性
ビフォーアフター効果の広告

整体院向けの表現ルールは整体院の口コミの記事まとめていますが、接骨院・鍼灸院はそれより厳しいと考えてください。

それでもできる集客

1. Googleマップの口コミを育てる

患者が自分の意思で書く口コミは、施術所の広告ではありません。施術後に「初めての方の参考になるので、よかったら」の一言とQRコード口コミの依頼の記事)。口コミの依頼で症状や効果に触れない。返信では効果を追認しない。口コミの自院サイトやSNSへの転載はしない。

2. 院内の安心感と人柄を発信する

Instagramでは、院内の写真(清潔感、ベッド、待合)、スタッフの紹介と人柄、施術日と時間、予約方法、駐車場、アクセスを発信します。「どんな人がいる、どんな場所か」は、広告のルール内で伝えられる、最も効く情報です。

3. 予約のしやすさ

Web予約、LINE予約、当日予約の可否。「電話しなくても予約できる」は来院のハードルを下げますLINEの記事)。

4. 通院の続けやすさ

初回の説明(施術の流れ、時間、費用)、次回の目安の伝え方、リマインド。整体院のリピートの記事考え方が使えますが、「続けないと悪化する」などの表現は避けます。

5. 地域とのつながり

地域のイベント、スポーツチームのサポート、健康教室。施術の効果ではなく「活動」として発信する。

Googleビジネスプロフィールの注意

  • カテゴリは実態に合わせる(接骨院、鍼灸院)
  • 説明文に症状名や効果を書かない
  • 投稿機能でも同様
  • 口コミへの返信で治療内容に触れない(守秘義務)

インフルエンサーPRについて

接骨院・鍼灸院でのインフルエンサーPRは、投稿が施術の効果を語る広告と見なされる可能性があるため、慎重に判断してください。行う場合は、施術の効果や症状に触れず、院内の雰囲気とスタッフの人柄に限る、PR表記を入れる、などのルールを事前に共有し、保健所や専門家に確認することをおすすめします。

まとめ

  • 接骨院・鍼灸院は広告できる事項が法律で限定されている。症状名+効果は書けない
  • 施術者名、施術所名、所在地、時間、予約、駐車場などの事実は記載可
  • 口コミの育成(依頼で効果に触れない、転載しない)、院内の安心感と人柄、予約のしやすさ、続けやすさ、地域活動で集客する
  • Googleマップの説明文・投稿・返信でも同じルール
  • PRは慎重に。保健所・専門家に確認

関連記事

株式会社Arilienのサービス

記事の内容を、実行まで支援します

西
西村亜海ミセノホシ編集長/株式会社Arilien

株式会社Arilienで飲食店・サロン向けのインフルエンサーPRとSNS集客支援を担当。現場で見た「来店につながる口コミ・SNSの育て方」を、売り込みなしで記事にしています。 法規制やプラットフォームのルールは一次情報を確認して執筆しています。

あわせて読みたい

業種別集客の記事一覧 →